県庁中山間応援隊による支援
山口県
地域の取組、応援隊、夢プランづくり
◇防府市野島[課題検討支援]
【9月25日】
野島地域では、「野島のにぎわい復活を楽しむ会」が、野島の地域資源の再生や有効活用に取り組み、人口減少・高齢化が進む野島を再生し、かつての賑わい復活を目指しています。県の中山間地域振興特別対策事業を活用し、「野島にぎわい復活プロジェクト」を推進中です。
県庁中山間応援隊は、地域の夢プランづくりの支援やサロンの活用について意見交換を行うなど、地域資源を活用した地域活性化への取組を支援しています。
この地域では、地域資源である灯台を観光拠点として島外との交流促進を目指しており、県庁中山間応援隊は、今回、その一環として実施された灯台周辺の草刈り、雑木切り等を支援しました。
【11月27日】
今回は、耕作放棄された農地を活用し、かつて野島で栽培されていた「白いサツマイモ」や「小麦」を復活させる「島の郷土料理復活プロジェクト」の一環として、小麦畑の再生作業等を支援しました。
野島地域では、昔懐かしい「島の蒸しパン」づくりを目指しており、地域と地元野島小学校の児童との世代を超えた新たな交流も生まれています。
◇長門市湊[ボランティア支援]
【9月1日、2日】
湊地区では、「まちづくり協議会」を設立し、夢プランの作成に向けた取り組みを行っています。この協議会では、地区内に焼き鳥店をはじめ多くの飲食店が在していることから、「グルメ祭りの開催による地域振興」を基本目標の一つとしており、交流人口の拡大による地域の振興が期待されます。
こうした取り組みを支援するため、県庁中山間応援隊は、イベントの運営支援を行いました。全国各地のご当地やきとり店１９店舗が出店するとともに、１０店舗の地元特産品コーナーも設けられ、初日は荒天でしたが13,000人、２日目は、52,000人の来場者で賑わいました。
◇萩市川上[ボランティア支援]
【8月10日】
川上地域は、「やまぐち元気生活圏」づくりに取り組んでいる地域の一つです。地域で親しまれている盆の恒例行事「かわかみ夏まつり」での「和船競漕」は、人手が必要なため、しばらく休止していましたが、県庁中山間応援隊の支援により復活し、今年は８チームもの参加がありました。
伝統の祭りが、地域の行事として復活し、しっかりと根付きつつあります。地元では、これを一過性ではなく地域の伝統行事として継承していく気運も高まっています。地元の方々を中心に、行政の支援も得ながら、地域の特性を生かした地域づくりに向けて、具体的な成果を積み重ねていくことで地域づくりへの機運も高まっていくことが期待されます。
和船運搬経路の草刈
和船を阿武川へ
スタート・ゴール地点のロープ張り
◇萩市須佐[ボランティア支援]
【7月27日】
須佐地域は、「やまぐち元気生活圏」づくりに取り組んでいる地域の一つです。
この地域では、地域産業の振興に向け、「須佐男命いか祭りの開催」に取り組んでおり、特産品である男命いかを広くＰＲし、一層の販売促進や交流人口の拡大を図ることを目指しています。
県庁中山間応援隊は、市職員や地元住民と協力し、「須佐男命いかまつり」の運営支援や、その後に開催される「弁天祭前夜祭」の準備支援を実施しました。当日は、市外からも多数のバスツアー客が訪れ、男命いかや須佐地域の魅力を広く発信できました。
シーカヤック体験の支援
本部受付スタッフの支援
バスツアー客の対応支援
さざえつかみ取りコーナーの実施支援
◇山口市小鯖[ボランティア支援]
【7月14日】
小鯖地域づくり協議会では、地域の夢プランに記載されている「鳴滝公園、河川プールの整備」の維持・管理の一環として、毎年、鳴滝川砂防親水プールや鳴滝公園の環境整備を行っています。
県庁中山間応援隊は、鳴滝公園の一角にある中原中也の「悲しき朝」詩碑、説明板、鳴滝展望台、展望台までの階段、展望台周辺の清掃、草刈り、雑木除去等を支援しました。
県庁中山間応援隊は、地域の夢プランに位置付けられた活動を支援するとともに、元気生活圏の形成に向けた気運醸成を図っています。
◇周防大島町白木半島[ボランティア支援]
【5月26日】
白木半島地区の「地域の夢プラン」は、①新しい人の流れを創る ②移住者の希望を叶える ③安心安全で心豊かな島暮らしを実現するという３つの柱に沿って２２の取組を実践することとしています。
その取組の一つである「花咲き・蝶舞う白木半島づくり」は、五条の千本桜や小積の河津桜、今後、整備予定の沖家室の彼岸花や農道沿いの紅葉、更には、集落にフジバカマを植えて、旅する蝶と言われるアサギマダラを飛来させ、白木半島に多くの人々に訪れてもらおうというものです。
農道の雑木の伐採や道路に堆積した土砂の撤去は、多くの人手を要するため、県庁中山間応援隊がその支援を行いました。
ビフォー
アフター